ユーザーエクスペリエンスに効果のあるドメインの条件

インターネットの世界では、組織や個人のアイデンティティはドメイン名によって区別されています。これには、Webサイトやメールアドレスが相当します。ドメインを説明するのに、よく「インターネット上の住所」という例えが用いられます。確かに、ネットでの固有のアイデンティティを示すものですから、住所とも言えますが、むしろ組織や個人の顔と言ったほうが近いかもしれません。というのも、住所は他の住所と区別できることに大きな意義がありますが、ドメインは単に他と区別する以上の、ユーザーに与える心象的な効果があるからです。ドメイン名はその良し悪しに限らず、ユーザーエクスペリエンスに大きく影響します。

良いドメイン名がユーザーエクスペリエンスに与える効果には様々なものがあります。その条件とは、まずは覚えやすいということです。これには、サイトの印象あるいは内容と一致していることが挙げられます。サイトのブランドとの一致が図られていると、そのドメイン名は覚えやすいものとなり、ユーザーがリピートする効果も期待できます。また、使用されている言葉に親近感があることも、重要な条件の一つです。馴染みのない造語や新語であっても、それが親近感を演出するものであれば、ユーザーの体験を向上させることが出来ます。また、覚えやすさや親近感という条件を備えた上でならば、短いほうが有利ということになるでしょう。

総合的には、信頼感と安心感というユーザーエクスペリエンスを提供するのが、ドメイン名の意義であると言えます。ユーザーエクスペリエンスに効果的に作用するドメインの選択は、組織や個人のアイデンティティを表明するものとして、今後もますます重要なものになるでしょう。